インド・ラダック旅行記 (7/17-7/25) 1日目/2日目 [デリー、レー、ピャン]

勤続年数が一定以上になると受けられる長期休暇制度(サバティカル)を利用して、風の旅行社主催の「ラダックの桃源郷秘仏を訪ねて ー川崎一洋さんと往く・仏教美術巡りー」というツアーに参加してきた。インドというかチベット文化圏に行くのも、ツアー参加も初めてであったが、非常に充実した旅だった。

普段、神社には参拝に行ったり、関連本を読んだりしたことはあったが、仏教にはそれほど傾倒してこなかった。「孔雀王」という漫画を中学生の頃に読んだり、、大学生になって三島由紀夫にはまっていた頃、「豊饒の海」第三巻の「暁の寺」で大乗仏教のウンチクに触れた程度。最近は「聖おにいさん」がお気に入りだった (今回の旅行でかなり役立った。。)。いずれにせよ、系統だった知識は何も持っていなかったので、あわてていくつかの本で勉強した。で、疑問点は川崎先生にお会いしてからお尋ねしようという魂胆。。

ラダックは説明が難しい。インドの北東部で、インド、パキスタン、中国に囲まれた場所。現在は行政区分としてはインドのジャンムー・カシミール州なのだけど、チベット文化圏に属している。かといってチベットと同一というわけではなく、言葉も少し異なる。チベット自治区が(悪い意味で)漢化が進んでいるため、ラダックは「チベットよりもチベットらしい」と称されることもあるようだ。詳しくはこちら。
wikipedia:ラダック wikipedia:チベット
イスラム、中国、チベット、インドの歴史の理解ぬきでは、何が起きたのかよくわからなくなってしまうと思う。そういう意味では勉強のしがいのある奥深い場所といえる。


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位置関係はこんな感じ。3つあるピンのうち真ん中のレーという街を拠点として、東端をタクトクとする上ラダックと西端をラマユルとする下ラダックを見て回る。点線な国境ラインが生々しい。

1日目 成田からインドのデリーへ (7/17)
2日目 ラダックのレーへ (7/18)
3日目 上ラダックその1 (7/19)
4日目 上ラダックその2 (7/20)