諏訪大社参拝記 (8/17) -下社秋宮-

春宮からアップダウンな道を行くこと5分ぐらいで秋宮に到着。この時点で午後1時半。8時過ぎに車の中でおにぎりを一個食べてから何も食べていない。いや、途中のコンビニで買ったカステラをみんなで食べて糖分を補った。


秋宮の全体像である。今回の4つの宮の中では最も混んでいた。駐車場もそれなりにいっぱいだが、境内の外にも第二駐車場、第三駐車場とあったので、メジャーな祭礼の時でなければ問題なさそう。


どーん。立派な注連縄。神楽殿である。この神楽殿にお参りをしてこの後ろにある社殿に行かない人が多いらしく、ボランティアのガイドが「後ろもどうぞー」と呼びかけていた。こうした隅々まで知ってもらおうというやる気は非常に好ましい。この注連縄だが、出雲から職人を呼び寄せて作ったようだ。





楽殿の注連縄のアップ。太い。右は神楽殿に展示されていた御柱を引っ張る綱。蛇のようにとぐろを巻いている。


神宮の遥拝所。きっと伊勢神宮の方向を向いているのだろう。次回はコンパスを持っていこう。こういったところが下社が皇別と呼ばれる所以なのかなあ、と思ったり。上社にはなかったはず、きっと。


鹿島社。御祭神はもちろん建御雷神。諏訪大社の御祭神の建御名方神を諏訪に追い込んだとされる敵方の神である。もちろん上社にはない。ちなみに、香取神宮には、諏訪神社末社がある。
証拠写真


楽殿の奥にある御社殿。上社本宮と同じく片拝殿の造りである。現在の建物は、立川流の初代棟梁である立川和四郎富棟(諏訪出身)によって建立された。ちなみに神楽殿立川流二代目によるもの。この二代目は上社本宮にも関わっている。


御社殿のアップ。美しい。じーっとぼーっと見ている人が何人かいた。


御社殿の奥にある御宝殿の一部が写っている。そう、上社本宮の時にも述べたが、ここにも御本殿はない。下社ではこの御宝殿の奥の御神木を御神体として祀っている。


これまたいかにも皇別という感じの末社伊勢神宮から天照大神を祀っている。上社にはこうした形ではなかったはず。上社本宮には摂末社遥拝所というのがあるのでその中に含まれている可能性はある。また大国主命社というのが上社本宮にはあった。


お参り後に鳥居の方を撮ってみた。木々が美しい。駐車場はこの写真の左手奥にある。右手奥の階段をくだったところには宝物殿がある。源頼朝の下文や平安時代の鏡などが展示されている。上社本宮にもある宝物殿も含めて、コンパクトにまとまっているので、訪問されることをお勧めする。


宝物殿の後に、御朱印を頂いた。これらが今回の成果である。右から上社前宮、本宮、下社春宮、秋宮。御朱印をもらったときに、4つ全てお参りされたという事なので、と落雁のお菓子を頂いた。感激である。

参拝記としてはこれにて終了。この後は秋宮の参道沿いの蕎麦屋で遅い昼食をとった。オルゴール屋にも寄った。間欠泉にも寄って足湯にもつかった。帰りの中央道は20kmの渋滞に巻き込まれて、家に着いたのは20時過ぎであった。次回は日帰りではなく一泊しようと思った。